
RGB印刷のポストカードを紹介します
これまでよりもモニター表示に近い広い色域を再現
最終更新日:2026年1月28日

せっかくデザインしたポストカード、できるだけイメージ通りの色で印刷したいですよね。最近はRGB印刷に対応している印刷サービスも増えてきましたが、「RGB印刷って、CMYKとどう違うの?」「本当に綺麗に印刷できるの?」と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、RGB印刷でポストカードのサンプルを作成してみた内容をご紹介いたします。RGB印刷を検討する際に役立つ情報をお届けします。
目次
モニターで見たイメージに近い?RGB印刷の魅力とは
パソコンやスマートフォンのモニターに表示される色は、光の三原色であるRGB(レッド、グリーン、ブルー)の組み合わせで表現されます。これらは「加法混色」と呼ばれ、光を足し合わせることでさまざまな色を作り出し、混ぜ合わせるほど明るく鮮やかになるのが特徴です。
RGB印刷は、デジタルデバイスが持つ広い色域を、可能な限り忠実に再現する印刷技術です。従来のCMYK印刷ではくすみがちだった鮮やかな青や緑、ビビッドなピンクやオレンジといった色の表現に優れています。RGBの設定を活かせる特別な印刷機を使用することで、モニターで見たイメージに近い鮮やかな仕上がりを実現できます。色彩豊かなイラストや写真を作品として残したいクリエイターにとって、RGB印刷はその魅力を最大限に引き出す印刷方法と言えるでしょう。
プリントネットではポストカードとポスターでRGB印刷をご提供しております。
※価格は記事掲載・更新時のものです。最新の価格はHPでご確認ください。
知っておきたいCMYK印刷との違いと「色がくすむ」理由
従来の印刷で用いられるCMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)は、インクで色を表現する「減法混色」の方式です。白い紙の上にインクを重ねて色を作り出すこの方式では、インクを混ぜ合わせるほど色が暗くなり、最終的に黒に近づく特性があります。
発色原理の違いから、モニターで見るRGBと印刷したCMYKでは再現できる色の範囲、すなわち「色域」が大きく異なります。一般的に、モニターで表現されるRGBの色域は、インクで表現するCMYKの色域よりも広い傾向にあります。そのため、RGBでデザインした鮮やかな色が、CMYKの色域内では再現しきれない場合があります。RGBデータをCMYKに変換して印刷する際、CMYKでは表現できない高彩度の色は、その色域に収まる「近似色」に置き換えられます。これが、モニターで見た色が印刷でくすんでしまう主な原因です。
特にCMYK変換時に印象が変わりやすく、くすみやすい色は以下の通りです。
・鮮やかな赤、青、緑、オレンジ
・蛍光色、ネオンカラー
・彩度の高いマゼンタ系の明るい色
後悔しないためのデータ作成ガイド|RGB印刷でポストカードを作る際のポイント
モニターで見た色により近く、広い色域で再現できるRGB印刷は、デザインの魅力を最大限に引き出す印刷方式です。しかし、その利点を十分に活かすためには、適切なデータ作成が不可欠です。不適切なデータでは、せっかくのRGB印刷のメリットが半減し、期待通りの仕上がりにならないこともあります。
色彩豊かなポストカードを制作するために重要なデータ作成のポイントを、二つの側面から詳しく解説します。具体的には、「鮮やかに仕上げるデザインのコツ」と「スムーズな入稿のためのデータ形式と注意点」に焦点を当ててご紹介します。
RGB印刷のデータ形式と注意点
RGB印刷でポストカードを美しく仕上げるには、適切なデータ形式でのご入稿が重要です。プリントネットのRGB印刷では、Adobe Illustrator(.ai)やPhotoshop(.psd)形式のデータに対応しています。CLIP STUDIO PAINTではpsd形式のデータで保存していただくことで対応が可能です。
RGB印刷で重要なのが作成時の設定です。作成時にsRGBやAdobe RGBといったカラープロファイルがデータに正しく設定されていない場合、意図した色と異なる仕上がりになる可能性があります。作成前に必ずRGB印刷データ作成ガイドをご確認ください。
また、プリントネットの注文画面ではデータ作成時に設定したのが「sRGB」か「Adobe RGB」なのかを間違いないように選択する必要があります。
より鮮やかに仕上げるデザインのコツ
RGB印刷でポストカードを鮮やかに仕上げるためには、データ作成時の設定が重要です。
作業スペースのRGB設定と、プロファイルの指定は合わせておくと良いでしょう。
CMYKでは表現しにくい高彩度な色を活用し、ブルーやグリーン、深みのあるピンクや紫などをデザインのアクセントに加えることで、RGB印刷の利点を最大限に引き出し、目を引くポストカードを作成できます。
デザイン内の「黒」の指定に注意しましょう。CMYKのリッチブラックとは異なり、RGBデータではR:0 G:0 B:0で黒を指定することで、濁りの少ないシャープな黒を表現できます。
RGBの広い色域は、空や光など、繊細な色の移り変わりを滑らかで美しいグラデーションで表現する際にも特に効果的です。
仕上がりはどう違う?RGB印刷で作られたポストカードの実例
実際にプリントネットで注文したRGB印刷のポストカードサイズのサンプルが手元に届きました。
第一印象は「色がはっきりと鮮やか!」で、CMYKに変換した印刷物とでは、色の奥行きが際立って異なっていると感じました。写真では伝わりにくいのですが、黒色の表現もより深みがあります。
見比べて納得!CMYKとRGBの印刷結果を比較
カラーチャートを印刷した裏面の仕上がりで色の差が出やすい部分に焦点を当てて見ていきましょう。
RGB印刷では、これまでのCMYK印刷では表現できなかった、より広い色域を表現できるようになりました。しかし、ここで覚えておきたい点として、RGB印刷であっても、あくまでインクによる表現であり、蛍光色に近いようなモニターの色味を完全には再現できない、という点です。
実際に印刷データを表示したモニターの横に印刷物を貼り付けてみました。データの蛍光色に近い色までは完全に再現できていません。
ポスターのRGB印刷では、インクの種類が異なるようですので、近日中にそちらも試してご紹介したいと考えています。
RGB印刷をご検討ください
もし、これまでイラストや撮影した写真を印刷データに変換した際に、予期していた色味よりもくすんでしまって、困っていたという方は、RGB印刷をご検討ください。
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