塗り足しとは

最終更新日:2025年04月14日
印刷用語辞典のタイトル画像

塗り足しとは

仕上がりサイズいっぱいに絵柄がある場合に、あらかじめ仕上がりサイズよりも大きめに配置しておき、断裁作業時に余分な部分を切り落とします。塗り足しとは、切り落とされるために作成しておいた余分な部分を指します。『ドブ』『ブリード』とも呼ばれます。

塗り足し部分を断裁することを裁ち落としと呼びますが、塗り足しと裁ち落としが同じ意味を持つ場合もあります。

塗り足しとトンボのイメージ

塗り足しが必要な理由

塗り足しがなく、仕上がりサイズ丁度に印刷されていると、わずかな断裁ずれでも紙のフチに印刷されていない紙の色が出てしまいます。少しのズレでも、デザインによっては紙の白が目立ってしまう可能性があります。こうした断裁時のズレによって生じる、紙の白が出るのを防ぐために、塗り足しは必要となります。

塗り足しがなく紙の色が出てしまったイメージ プリントネットの商品一覧はこちら