カラーチャートで理想の色に近付けよう!

プリントネットならカラーチャートを無料でお届け

最終更新日:2025年10月31日
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デザインにおける色選びは、クリエイティブな表現の要です。しかし、モニターで見る色と実際に印刷された色との間には、どうしても差が生じてしまうもの。特に、微妙なニュアンスを表現したい時、この差は大きな課題となります。

そこで役立つのが、プリントネットのカラーチャートです。この記事では、プリントネットの無料カラーチャートを活用して、実際の使い方を紹介します。

なぜカラーチャートの印刷サンプルが必要?モニターと印刷物の色の違い

パソコンのモニターで丁寧にデザインした色が、いざ印刷してみるとイメージと異なってしまう経験はありませんか。モニター上では鮮やかだった色が、印刷物ではくすんで見えるといった失敗は、デザインに携わる方々にとって共通の課題です。これは、モニターが光の三原色「RGB」(レッド、グリーン、ブルー)で広範囲の鮮やかな色を表現するのに対し、印刷物がインクの三原色と黒「CMYK」(シアン、マゼンタ、イエロー、キープレート=ブラック)で色を作り出すという、根本的な仕組みの違いに起因します。

RGBの色域はCMYKよりも広く、特に鮮やかな緑、オレンジ、青、青紫がかった色などは、CMYKでは再現しきれない領域が存在します。このため、モニターで見た色が印刷時に暗くなったり、彩度が落ちてくすんで見えたりする傾向があります。デザイン意図通りの色を印刷物で正確に再現し、モニターとの色のギャップを解消するためには、実際に印刷されたカラーチャートでの事前確認が不可欠です。プリントネットのカラーチャート画像

CMYKとRGBの根本的な違い

モニターと印刷物で色の見え方が異なる根本的な理由は、色の表現方法にあります。モニターが光の三原色であるRGB(レッド、グリーン、ブルー)を組み合わせる「加法混色」で色を表現するのに対し、印刷では、インクの三原色であるCMY(シアン、マゼンタ、イエロー)に黒(キープレート)を加えたCMYKを用いる「減法混色」が採用されています。RGBは光の量で色を表現し、すべてを混ぜると白になりますが、CMYKはインクの重ね合わせで色を表現し、すべてを混ぜると黒に近づく仕組みです。

この違いにより、RGBの方がCMYKよりも表現できる色の範囲(色域)が広くなっています。特に、モニターで表示される鮮やかな緑や青、赤系統の一部は、CMYKでは再現しきれない領域です。そのため、モニター上で鮮やかに見えていた色が、印刷物では彩度が落ちてくすんで見えることがあります。デザインの意図通りの色を再現するためには、このRGBとCMYKの根本的な違いを理解することが重要です。印刷物を制作する際は、可能な限り最初からCMYKモードでデータを作成し、実際の仕上がりを意識した色選びを行うことが、イメージ通りの成果を得るための第一歩となるでしょう。

用紙ごとの発色を確認!プリントネットのカラーチャートを紹介

モニターと印刷物の色味の違いは、デザイン制作において常に考慮すべき課題です。この課題を解決する有効な手段として、実際に印刷されたカラーチャートを活用し、事前に確認を行うことが挙げられます。ネット印刷の「プリントネット」では、この課題を解決すべく、無料でカラーチャートを提供しています。このカラーチャートを利用すれば、デザインデータ作成時の色選びの失敗を未然に防ぎ、理想の印刷物に近付けることができるでしょう。

プリントネットの無料会員登録を行うことで、カラーチャートや豊富な用紙サンプルを請求可能です。実際に紙に触れ、ご自身の目で発色や質感を確認できるため、安心して色選びを進められます。

主要な3種の用紙(コート・マット・上質)の発色を比較できる

プリントネットのカラーチャートには、印刷で頻繁に使用される代表的な3種類の用紙(コート紙、マット紙、上質紙)が1セットで含まれています。これらを比較することで、用紙が印刷物の発色に与える影響を視覚的に確認できます。

コート紙は、表面に光沢があり、写真やイラストが鮮やかに再現され、高級感や清潔感を演出するのに適しています。インキの発色が良い点が特徴です。一方、マットコート紙は光沢が抑えられており、しっとりとした手触りで、落ち着いた上品な印象に仕上がります。発色はやや落ち着く傾向があるものの、色彩表現に優れています。上質紙は、コーティングされていない非塗工紙であるため、インクが紙に吸収されやすく、全体的に色がくすんで見えたり、彩度が低下したりする傾向があります。ペンなどで書き込みできる用紙として用いられています。プリントネットのカラーチャートの紙質違い比較

同じデザインデータであっても用紙の選択によって印刷物の印象は大きく変わるため、事前にカラーチャートで発色を確認することが不可欠です。写真中心で鮮やかさを求めるならコート紙、文字が多く落ち着いた雰囲気にしたいならマットコート紙を選ぶなど、作りたい印刷物のイメージに合わせて用紙を選ぶ際の判断基準として活用できます。

ご請求方法の流れ

カラーチャートのご請求方法について詳しくご説明いたします。

まず、初めに無料の会員登録をしていただく必要があります。次に、資料請求のページにアクセスします。カラーチャートを含むご希望の資料を選び、お届け先等の必要事項を入力することで請求できます。お申込み後は、お届けまでしばらくお待ちください。

STEP1 無料の会員登録

プリントネットのカラーチャートを請求するためには、まず無料の会員登録が必要です。カラーチャートの請求の流れステップ1の会員登録画面会員登録は登録フォームにご希望のIDやパスワード、その他の基本情報を入力するだけで簡単に完了します。登録完了後には、サンプル請求のほか、新規会員登録ですぐに使えるポイントや割引クーポンなども受け取れます。お得な情報が届くメルマガ登録もおすすめです。

STEP2 請求ページにアクセス

会員登録が完了したら、次のステップはログインしている状態で資料請求ページにアクセスしてください。カラーチャート資料請求ボタンをクリックする画像サイト上部にあるアイコンやマイページの左メニューなどに『資料請求』ボタンをクリックしていただくと、請求ページへ移動できます。

資料請求ページにアクセスすると、すぐにサンプルの送り先を指定できるフォームが表示されています。資料請求フォームでチェックしている画像お届け先を入力した後に、必要なサンプルをご選択いただけます。選択肢にない商品でサンプルをご希望の場合には『備考欄』にご入力ください。

※ご希望のサンプルがご用意できない場合もあります。あらかじめご了承ください。

STEP3 お届けまでお待ちください

サンプルは、メール便を利用して発送いたします。

メール便の特性上、発送からお手元に届くまでに多少のお時間をいただきます。地域や天候によっては通常よりもお時間を要する場合がございます。ご不便をおかけいたしますが、お届けまでお待ちください。

カラーチャートの色を確認するときの注意点

カラーチャートは、イメージ通りの印刷物を実現するために不可欠な存在です。しかし、カラーチャートで見た色が100%そのまま再現されるわけではないことを理解しておく必要があります。なぜなら、いくつかの要因によって色の見え方が変わってしまうためです。例えば、光源の色や種類、光が当たる方向、さらには紙の種類といった多岐にわたる要素が、色の印象に影響を及ぼします。具体的にはどういった条件が、色の見え方にどのように影響するのかの例をご説明します。

見る環境の光(光源)によって色の印象は変わる

印刷物の色は、見る環境の光(光源)によってその印象が大きく左右されます。同じカラーチャートでも、太陽光の下で見る場合と、蛍光灯や白熱電球の下で見る場合では、まったく異なる色に見えることがあります。これは、それぞれの光源が持つ「色温度」の違いが原因です。色温度はケルビン(K)という単位で表され、数値が低いほど赤みや黄色みがかった暖色系の光に、数値が高いほど青みがかった寒色系の光になる特性があります。

たとえば、一般的な蛍光灯の下では青みがかって見えたり、白熱電球の下では全体的に黄みを帯びて見えたりすることがあります。日本の印刷業界では、色評価の標準光源として、正午の太陽光に近い相関色温度5000Kの「D50」が推奨されています。これはやや暖色寄りの光で、印刷物の正確な色評価に適した環境です。

色の面積によって見え方が異なる「面積効果」

色の見え方は、その色が占める面積の大小によって大きく印象が変わることがあります。この現象を「面積効果」と呼びます。例えば、カラーチャートの小さなチップで確認した色と、ポスターやパンフレットの広範囲な背景色として印刷された場合とでは、同じ色でも違って見えることがあります。

一般的に、明るい色は面積が大きくなるほど、より薄く、明るく、鮮やかに見える傾向があります。具体例として、白、ベージュ、明るいグレーのような色は、広い面積に塗ると予想以上に明るく感じられるでしょう。反対に、暗い色は面積が大きくなるにつれて、より濃く、重たい印象を与えることが多くなります。

このため、カラーチャートの小さな色見本で選んだ色が、実際に大型の印刷物になった際にイメージと異なる可能性があります。

印刷環境によっても色は変わる

同じ印刷データを使用しても、印刷会社や工場の環境が異なると、色の仕上がりは微妙に変化することがあります。これは、主に印刷機材の種類や使用するインクの特性が影響するためです。

また、印刷を行う日の気温や湿度といった物理的な環境も、インクの乾燥速度や紙の状態に影響を与え、結果として色味にわずかな変化をもたらす要因となりえます。このように、さまざまな要因が複雑に絡み合うため、期待通りの色を再現するためには工夫が求められます。

色の仕上がりに影響を与える主な要因は『印刷機材の種類と使用するインクの特性』『印刷時の物理的な環境(気温、湿度など)』『紙の状態』などです。

したがって、実際に印刷を依頼する予定の会社が提供するカラーチャートで色味を確認することが、イメージ通りの印刷物を作成するための非常に重要です。

他にも便利なサンプルをご用意しています

プリントネットではカラーチャートに加え、様々なサンプルをご用意しております。印刷用紙を実際に触って確認できる用紙見本(ペーパーサンプル)は、オンデマンド、オフセット印刷でご注文いただける用紙を揃えています。また、人気のシール印刷やビジネスシーンに欠かせない封筒印刷のサンプルなども取り揃えています。その他、特定の印刷商品のサンプルが必要な際には、カスタマーセンターにてご相談ください。

資料請求のご紹介をプリントネットの公式youtube『プリントネットチャンネル』に公開しています。よろしければ参考にしてください。

※動画でご紹介している内容と最新の内容とでは、一部異なる箇所があります(HP画面やご提供しているサンプルのデザインなど)。あらかじめご了承ください。

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