
ポスターを印刷したい人のためのデザインのコツ
基本的なポスターデザインのコツを紹介します
最終更新日:2025年03月1日

ポスターのデザインはチラシのデザインをただ大きくしただけではありません。ポスターはポスターのデザインのコツがあります。この記事ではポスターを印刷したい人のために、基本的なデザインのコツを紹介します。
目次
ポスターとチラシの違い
ポスターは主に壁や掲示板などに貼られ、多くの人に向けて情報を視覚的に伝える目的で使われます。視認性やデザイン性が重要で、遠くからでも目に留まるように作ります。
チラシは手渡しや配布で個々の人に直接届けることを目的とし、詳細な情報やクーポンなどを含めることが多いです。持ち帰ってじっくり読んでもらうため、情報量が多めであることが特徴です。
ポスターを制作する際には、ポスターで何を伝えるかを選ぶことが重要です。
一瞬で伝えるデザイン
ポスターはA1やA2など大きなサイズで印刷されることが多いため、多くの情報を詰め込むことができます。しかし、壁に貼られたポスターが、じっくり隅々まで読まれることは稀です。目的があって訪れたお店の前に掲示されているポスターは読んでくれても、それ以外の方が、わざわざ足を止めてまで読んでくれません。

一般的にポスターは2〜3秒で情報を伝える必要があります。歩きながらや遠目からでも瞬時に内容が伝わるデザインが求められるのです。その一瞬で自分に当てはまると感じてくれた方だけが、もう少しだけポスターに意識を向けてくれます。
ポスターのサイズ
手に持ってじっくり読むことが前提のチラシとは異なり、ポスターは壁などに掲示される為、印刷サイズは数倍以上に大きくなります。
適切なポスターサイズは掲示する場所により異なります。ポスターの掲示される場所が明確であれば、そのポスターを見てくれる人も具体的になりますので、掲示する場所はしっかりと確認しましょう。
一般的なポスターサイズの例
A1サイズ(594mm-841mm):店頭ポスターなど
A2サイズ(420mm-594mm):室内掲示板など
B1サイズ(728mm-1030mm):駅や映画館などのポスター
B2(515mm-728mm):商業施設、イベント会場での広告など
惹きつけるポスターデザインにする為には
情報を余すことなく伝えたいからといって、詰め込み過ぎてはいけません。まずは、ポスターを誰に見てもらいたいのかを明確にしましょう。
ポスターの印象を大きく左右するのが写真です。テーマやターゲットに合った高品質な写真を選びましょう。
また、その写真とともに大きく目に入るのがキャッチコピーです。内容が簡潔に伝わるようなコピーを考えましょう
ターゲットを決める
ターゲットが決まれば、伝えるべき情報や言葉選びが自然と決まります。情報は多くなりすぎず、シンプルにまとめるのがポイントです。書ききれない場合は『詳細はHPへ』『お気軽にお問い合わせください』などと記載して次の行動へ誘導しましょう
写真を選ぶ
解像度は印刷サイズに適したものを選ぶことが重要です。チラシからポスターサイズに拡大すると、画質が悪くなることがあります。遠目から見る分には150dpiでも耐えられるかもしれません。キレイな印刷にしたいのであれば、メインの写真には実寸で解像度300dpi以上になるように設定しましょう。
キャッチコピーを決める
一目で心を掴むキャッチコピーはポスターの顔です。短くインパクトのある言葉で、見る人の興味を引きましょう。ターゲットが求める情報や感情に訴えかける言葉が効果的です。
ただし、誇大広告になるようなウソや紛らわしい表現は信用を失うので絶対に避けましょう。
フォント選び
キャッチコピーのフォントにこだわりましょう。インパクトだけでなく、視認性が向上するようなフォントを選びます。また、重要な情報は大きなフォントで、補足情報は小さなフォントで、メリハリをつけながらまとめるとバランスが良くなります。ゴシック体や明朝体など、使うフォントのスタイルも統一しておくことをおすすめします。
全体のデザインを整える
ポスターに掲載する情報を整理できたら、全体のデザインを調整していきましょう
視線の流れを意識する

人の視線は自然とZ字やF字、N字に動きます。この動きを意識して、写真やキャッチコピーを配置すると、自然に必要な情報が伝わります。
余白を適度にとる
余白はデザインの「間」です。余白があることで、ポスターが見やすくなり、伝えたい情報がより際立ちます。詰め込みすぎには注意しましょう。
全体の色味を揃える
使用する色を2〜3色に絞り、全体の色味を統一すると、洗練された印象になります。ターゲットやテーマに合わせた色選びも重要です。例えば、元気でポップな印象なら明るい色、信頼感を出したいなら落ち着いた色を選びましょう。
準備ができたら印刷へ
ポスターのデータが完成したら、A4サイズのコピー用紙で良いので、入稿前に実際に印刷して確認しましょう。実際に印刷して確認することで、画面上では見落としていた違和感に気付いたり、改善できる箇所を見つけたりできるかもしれません。データと印刷した紙の両方でセルフチェックが完了したら入稿します。
ここまでデザインのポイントを大まかに書いてきましたが、まだまだ書き切れていませんので、いつか別の記事でご紹介していきたいと考えています。
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