
A5サイズってどれくらい?
A5サイズの大きさは何cm?ミリ単位の正確な寸法を解説
最終更新日:2025年08月15日

A5サイズは手帳やノートでよく見かけます。でも、実際にA5がどれくらいの大きさなのか、パッと答えられる方は意外と少ないかもしれません。この記事では、A5の寸法(mm)や用途といった基本情報から、他のサイズとの違いまで詳しく解説し、どんな用途に便利なのかを紹介します。
目次
A5サイズの基本|大きさは何cm?ミリ単位の正確な寸法
A5サイズの正確な寸法は、JIS規格により縦210mm、横148mmと定められています。センチメートルにすると縦21.0cm、横14.8cmとなり、手帳や文庫本などによく用いられる、身近なサイズです。
デザインソフトや海外で利用する際にはインチ単位で表示されることがあり、またWeb上では解像度に応じたピクセル単位で表示されることもあります。
A5サイズは、国際規格であるISO 216に基づく「A判」という紙の規格の一つです。A判は、面積がちょうど1平方メートルとなるA0サイズを基準とし、そこから数字が一つ大きくなるごとに面積が半分になるというルールで成り立っています。つまり、A4サイズを半分に折るとA5サイズになり、そのコンパクトながらも実用的な大きさが特徴です。
世界共通の規格であるため、異なる国や地域でも同じサイズとして認識されています。
プリントネットではフライヤー・チラシはもちろん、中綴じ冊子や無線綴じ冊子からA5サイズをご注文いただけます。
※価格は記事掲載・更新時のものです。最新の価格はHPでご確認ください。
A5サイズチラシの変形について
プリントネットでご指定いただけるチラシの印刷において『A5サイズの変形』とは、短辺が45mm〜148mmで、長辺が129〜210mmの範囲に収まることが条件です。また、条件の範囲内であっても、別の定型サイズの変形となる場合があります(例:短辺128mm×長辺148mmはB6の変形)。ご希望のサイズがどのサイズの変形で注文できるかわからない場合は、『オリジナル(変形)サイズの注文方法』を参考にしてください。
A5サイズを画像で印刷する際のオススメ解像度とピクセル
画像データをA5サイズで印刷する際には、画質の基準となる「解像度(dpi)」が非常に重要です。dpiは「dot per inch」の略で、1インチあたりの点の数を指します。この数値が高いほど、きめ細かく鮮明な印刷が可能です。
A5サイズのフルカラー印刷には、一般的に300dpiから350dpiの解像度が推奨されます。これは、チラシやパンフレットといった商業印刷物で標準とされる品質基準です。モノクロの場合は600dpi、モノクロ2階調での印刷時は1200dpiを推奨しています。
以下に、A5サイズをきれいに印刷するために推奨される解像度と、それに必要なピクセル数をまとめます。用紙の端まで印刷するためには塗り足しを含めたサイズで作成する必要があります。
解像度 (dpi) | A5サイズ(px) | 塗り足しを含むA5サイズ(px) |
---|---|---|
カラー300dpi | 1748px × 2480px | 1819px × 2551px |
カラー350dpi | 2039px x 2894px | 2122px × 2976px |
グレースケール 600dpi |
3496px × 4961px | 3638px × 5102px |
モノクロ2階調 1200dpi |
6992px × 9921px | 7276px × 10205px |
変形サイズで印刷をお考えの方は『mm→px(ミリメートル→ピクセル)変換ツール』をご用意しておりますので、ご利用ください。
Webサイトで一般的に使用される画像は、ほとんどが72dpi程度の解像度で作成されています。そのため、Web用に最適化された画像をそのままA5用紙に配置して印刷すると、画質が粗くぼやけた印象になる可能性がありますのでご注意ください。
A5サイズが選ばれる理由|仕事にも趣味にもちょうど良い魅力
A5サイズは、ビジネスシーンからプライベートまで、幅広く選ばれている人気のサイズです。その主な理由は、「大きすぎず、小さすぎない」という絶妙なサイズ感にあります。
このバランスの良さこそが、A5サイズの最大の魅力で、小さめながらも十分な情報を配置できるスペースが確保できるので、チラシやノート、手帳など、さまざまな用途に対応しています。バッグにもスムーズに収まるコンパクトな携帯性も兼ね備えており、配布用の印刷物としてはもちろん、受け取ってもらった後に捨てられにくいことも人気の理由です。
A5サイズは「書き込みやすさ」と「持ち運びやすさ」という二つの利点を両立しており、仕事にも趣味にも最適な万能サイズです。
A4サイズとの違い:ちょうど半分の大きさ
A5サイズは、A4サイズ(210mm × 297mm)を長辺で半分に折ると、ぴったりA5サイズ(148mm × 210mm)になるという関係にあります。この「A4の半分」という特性から、A4で印刷・配布された資料も、二つ折りにすればA5サイズのクリアファイルやノートにきれいに収まります。
A5サイズをスキャンして、A4用紙1枚に2ページ分を並べて印刷・ファイリングすることも容易にできます。オフィス機器に搭載されている「2in1」機能との相性も良く、効率的です。紙資源の節約や印刷コストの削減にも直結するため、ビジネスシーンや学習面で大きなメリットです。
A5サイズの書類を送りたい!ぴったりな封筒と郵送方法
A5サイズの書類を郵送する際、どのような封筒を選ぶか疑問に感じる方もいるでしょう。A5サイズの書類を郵送する主な方法は「二つ折りや三つ折りなどにしてコンパクトに送る場合」が考えられます。
A5を二つ折りして郵送する場合におすすめの封筒
A5サイズの書類をコンパクトに郵送する際は、A5用紙を二つ折りにすると、約105mm×148mmのサイズになります。このサイズに最適なのが「長形3号(長3)」か「洋形3号(洋長3封筒)」封筒です。長形3号や洋形3号封筒は長辺235mm、短辺120mmの寸法で、二つ折りにしたA5用紙が無理なく収まるよう設計されています。定形郵便として手軽に送付できます。
ただし、長さに余裕があるので、郵送中に曲がりやすくなってしまう場合があるので注意が必要です。
封筒の種類 | 封筒の寸法・サイズ | A5用紙の折り方 | 折った後のサイズ |
---|---|---|---|
長形3号 (長3封筒) |
235mm × 120mm | 二つ折り | 105mm × 148mm |
洋形3号 (洋長3封筒) |
235mm × 120mm | 二つ折り | 105mm × 148mm |
A5を三つ折りして郵送する場合におすすめの封筒
A5サイズの書類をコンパクトに郵送する際は、A5用紙を三つ折りにすると、約70mm×148mmのサイズになります。このサイズに最適なのが「長形4号(長4)」封筒です。長形4号封筒は縦205mm、横90mmの寸法で、三つ折りにしたA5用紙が無理なく収まるよう設計されています。定形郵便として手軽に送付できます。
封筒の種類 | 封筒の寸法・サイズ | A4用紙の折り方 | 折った後のサイズ |
---|---|---|---|
長形4号 (長4封筒) |
205mm × 90mm | 巻三つ折り Z折り |
71mm × 148mm 70mm × 148mm |
A5サイズを曲げずに送れる封筒
A5サイズの用紙を郵送する際、曲げずに送れる封筒は角5封筒(190mm×240mm)や角6封筒(162mm×229mm)です。プリントネットでは通常商品としてご用意はありませんが、別途見積もり依頼からお気軽にご相談いただけます。お気軽にお問い合わせください。
【サイズ比較】A5サイズはA4やB5とどう違う?身近なもので大きさ実感
A5サイズの具体的なイメージを掴むためには、日常生活でよく目にするA4やB5といった他の紙サイズと比較するのが効果的です。A4サイズならコピー用紙、B5サイズは大学ノートを思い浮かべるとわかりやすいかもしれません。
サイズ | 大きさ | サイズ | 大きさ |
---|---|---|---|
A0 | 841mm × 1189mm | B0 | 1030mm × 1456mm |
A1 | 594mm × 841mm | B1 | 728mm × 1030mm |
A2 | 420mm × 594mm | B2 | 515mm × 728mm |
A3 | 297mm × 420mm | B3 | 364mm × 515mm |
A4 | 210mm × 297mm | B4 | 257mm × 364mm |
A5 | 148mm × 210mm | B5 | 182mm × 257mm |
A6 | 105mm × 148mm | B6 | 128mm × 182mm |
A7 | 74mm × 105mm | B7 | 91mm × 128mm |
(A8) | (52mm × 74mm) | B8 | 64mm × 91mm |
この表からわかるように、A5サイズはA4サイズの短辺がそのまま長辺となり、A4をちょうど半分に折った大きさです。一般的なコピー用紙として使われるA4サイズ(210mm×297mm)と比較すると、A5はその半分というコンパクトさが特徴です。
一方、大学ノートで馴染み深いB5サイズ(182mm×257mm)と比較すると、A5はB5よりも一回り小さいことがわかります。B判はA判よりも、同じ数字で比較しても規格として大きいため、A5よりもB5の方が縦横ともに大きなサイズとなります。
身近なものに例えるなら、A5サイズは漫画の単行本や文庫本よりもやや大きく、学術書、文芸雑誌、総合雑誌、教科書などで広く採用されています。また、手帳やノート、小型のタブレット端末のサイズ感に近いと言えるでしょう。携帯しやすく、十分な書き込みスペースも確保できるため、多様な用途で利用されています。
A5サイズの印刷をお考えの方は、お気軽にご相談ください。
プリントネットの商品一覧はこちら